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2022年05月13日 [Default]

こどもの骨折急増中(>_<)

このところ骨折の連絡が急増しています(>_<)
ここ半年で10人ほど
特にこの春になってからはさらに加速しています

みんな何か特別危険なことをしていてというよりは
ちょっと転んだり、お友達とぶつかったりといった
日常生活の中のなんでもないシチュエーションで骨折しています

わたしがこどもの頃は遙か遠い昔なので(^^;)
それと比べるのはいかがなものかとはおもいますが
今と比べてずっとたくさんのこどもがいた中
そうそう骨折している子はみかけなかったような気がします

CTやMRIといった検査技術の進歩で
小さな骨折も発見されやすくなったことも影響しているのかもですが

普段から3歳ぐらいから中学生ぐらいまでのたくさんのおこさんをみている私としては
「こども達の運動能力・身体能力の低下」が心配です

てらこやでのこどもたちとのレッスンで
同じ年頃のこどもに同じようなことをさせているのですが
5年ほど前のこどもたちと今のこどもたちを比べても
運動能力と身体能力の低下を感じることが多いです

柔軟性や、運動能力については個人差もありますが
それより全体にレベルが下がっています
特に「見たままをマネして上手に身体を動かすこと」が
みんなヘタになっています

やらせていることはとても簡単なことです
そして長年にわたり同じ事をやってもらってるわけですが
少し前のこども達はみんなできたことが
今はできない子が多いのです

なんでも昔と比べるのはいかがかとは思いますが
昔のこどもたちと今のこどもたちの何が違うのだろう?と
考えてみると

ひとつは「自由に身体を動かす機会が少ない」です
今は安全上の理由もあり
大人が介在せずにこども達だけで自由に遊び回る機会が圧倒的に少ない
学校や公園のジャングルジムなどの遊具は危ないと撤去され
それでなくても兄弟姉妹や近所のこどもが減っている中
どこにでも大人が介在するとやはりこども達が自由に活動する機会は
確実に制限されます

そして「コロナ」
なんでもコロナに結びつけるのも、個人的には嫌いなのですが(^^;)
それでもこれだけ日常生活が特異な形で制限されると
その影響は大きいと考えるしかないですね
特にちいさなこども達にとっては

実際、骨折の連絡が急増した時期と
小さなこども達にコロナが増えた時期はほぼ一致しています

それでなくてもこどもどうしで自由に遊び回る機会が減っている中
コロナでさらに制限がかかりました
「おうち時間」と称されるものが推奨され
その結果、こども達は日光を十分に浴びることもなく
ゴロゴロとゲームをしたりテレビをみたり・・・
そのような生活では、お腹がすいて健康的に食事をするより
だらだらとジュースやおやつを食べてしまうことも多くなりがち
これがいいわけがありません

そしてやたらと強制される「マスク着用」
これも個人的には、小さなこども達にとっては害のほうが大きいような気がします
呼吸が制限されることに加えて視界も制限されることにより
活発に身体を動かすことにはおおよそ障害でしかありません
骨折の急増にはこれも影響しているのでは?とわたしは思っています
このような身体的な悪影響だけでなく
特に2歳から8歳ぐらいのこども達にとって見逃せないのは
表情による言語外のコミュニケーションを学ぶ機会が制限されることです
この時期はまさに日常の人間関係で実際的にコミュニケーション能力の基礎を培う時期です
その時期に「自分も相手もどんな顔をしているのかがわからない」わけです
コロナの前の世界を知っている私達と違い
物心がついたら既にみんながマスクをしている顔しか知らない
これは想像を絶する世界だと思います
以前の世界を知っている私達には、目だけしか見えなくてもマスクの中を経験則からある程度類推できます
それでも初対面のヒトだと難しいなと感じてしまうこともありますが
でもマスク世界しか知らないこども達には
家族以外の人たちのマスクの中を想像するための経験値は一切ありません
これはゆゆしき事態だと思います

マスクに限らず、自分以外の他人、自分自身でさえも、不潔なものとみなして「消毒」しまくる世界
これが心理的に影響するところも少なくないとおもいます
小さなこどもたちにとっては、自分をとりまく世界との信頼関係を築くことはとても重要です
自分は世界に受け入れられ歓迎されているという感覚を心の根っこに持っているヒトと
そうではないヒトはその後の人生に大きな違いが生じます

マスク着用は賛否両論あります
それぞれの考え方が尊重されるべきだと思います

ですが、世界的な潮流ではコロナは飛沫感染より空気感染が主流で
マスクの着用にはさほど効果がないという考えかたが増えています
特に小さなこども達にとっては手で触りまくる状態でむりやりつけていても
ほとんど意味なしだと思われます

日本社会は同調圧力が強い「村八分」社会なので
自分で考えたことを実行するのはなかなか難しかったりしますが
コロナに関しては、マスク着用にしてもワクチンの接種にしても
ただただ周りに同調することを優先した結果
一生取り返しのつかない事態もありえます
政治家や官僚(つまり私達が従うべきとされる「お触れ」を出す人たちです)も、私達もみんなそれぞれ「自分目線」でしかありません
政治家や官僚にとって90歳を超えるような老人がコロナ陽性ではあるものの
ほぼ老衰で亡くなっていてもそれもコロナ死にカウントされる以上
目に見える数字目標として減らさなければならないとなるわけです
そのために未来のあるこども達が将来長きにわたって受ける悪影響は
今の政治家や官僚には関係ありません
そんな人たちがそんな目線で考えたハッキリとした科学的根拠に乏しいお触れに
ただただ従っていていいものでしょうか?

わたしたち親や教師は、先の長いこども達の未来を預かる者として
時には「自分目線」で対抗する必要もあると思います






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